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ノムコ/NOMCO
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1976年 群馬県渋川市生まれ。慶應義塾大学(SFC)卒業。外資系企業でマーケティング・マネジャーとしてまじめに勤務するかたわらカリーを食べ歩く日日。カリーなら欧風もインドもおウチでつくるのも! 好きなもの──ナポレオン・ボナパルト、平野啓一郎、ブルボン小林、JEAN PAUL HEVINのチーズチョコレート、思想誌『思想地図β』(コンテクスチュアズ)、映画『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)、日本橋『うさぎや』のどらやき、くうかん実験棟、名和晃平、オラファー・エリアソン、グレン・グールド、CHANEL、Martin Margiela、Muhl Bauear、Giuseppe Zanotti、Roger Vivier、Dyptique L'OMBRE DANS L'EAU、松ボックリ、狼、赤坂『楽亭』の天ぷら、金沢『小松弥助』の寿司、トランポリン──いつもポケットにスパイスを。



月別アーカイブ: 3月 2015

第60回 赤坂見附 東洋軒|ナリサワプロデュースの絶品西洋咖哩

欧風カリー三部作の締めは、赤坂は東洋軒からお送りいたします。

東洋軒は明治30年(1897)に東京の三田で、なんと伊藤博文のすすめで西洋料理専門店として創業。ちなみに三代めの料理長は、天皇の料理番といわれた秋山徳蔵さん。昭和3年(1928)、三重県津市に東京東洋軒出張所が開設され、昭和25年(1950)に東京の東洋軒から暖簾分けされ独立しました。で、東京の本店が閉店されていたのを、昨年ナリサワの成澤由浩シェフと三重の東洋軒本店が手を組んで、赤坂見附に東京東洋軒としてオープンしたわけです。

ナリサワのプロデュースによる洋食、と聞いただけでココロ踊ります。

 

こちらのお料理は、コースまたはアラカルトですが、コースがノムコのおすすめ。

前菜2品+メイン1品+カリーorハヤシライス+デザート+コーヒーで¥5800はかなりのお値打ち。

どれもこれも、雑味のない、雑な仕事のないお料理の数々。ということで、カリーだけではなくさまざまなお料理とともに紹介してまいります。

 

前菜

(左上から)シーザーサラダ、オイスターチャウダー、オニオングラタンスープ、ニースサラダ

メイン

メンチカツ、フライ三種盛り

松坂牛と鹿児島放牧黒豚のメンチカツはソースも自家製、バターが香るあたたかなポテトサラダは家庭ではけしてつくれない味。

フライ三種盛りは、オーストラリア産のエビ、兵庫県坂越(さこし)の牡蠣、北海道産渡り蟹のクリームコロッケ。クリームコロッケの付け合わせのトマトソースは高知県産のフルーツトマトをつかったフルーティなもの。

いずれもパン粉もとっても細やかで最低限の量、そして米油で揚げているそうで、極めてアッサリ。

 

そう、そしてお待たせ、カリー!

東洋軒名物 ブラックカリー

小麦粉を松坂牛の背脂とともにじっくり炒めること2週間、そこにブイヨンやスパイスを加えて煮込むことさらに2週間。1か月をかけてつくられたカリーソースは、なめらかで雑味が一切ありません。トマトは少ないのか酸味も強くはなく、濃厚な味わいのあとに胡椒のような辛さがすこしやってきます。ちなみに、ごはんはテーブルごとに土鍋で炊かれるそう。フツーの洋食屋のカリーではなく、日本の西洋料理店のカリーです!

これがハヤシライス

ハヤシライスは、タマネギ、トマト、ビーフといった極めて最小限の材料でていねいに煮込まれています。まるで千鳥酢(京都の名品)のように柔らかな口当たりの酸味です。

 

最後のデザートもすごい

レモンのクレームブリュレとハチミツアイスクリーム

モンブランとラムレーズンアイスクリーム

 

さらにはプティフールまで!

ティーカップはナリサワのもの。洋食屋というよりフレンチレストラン的な店内です

小さなひとつひとつまでおいしい。

 

ここまでかなりたくさんいただいたけれど、とにかく、ていねいに徹した仕事のせいか、まったく胃もたれもなく、翌日もまた食べに行きたい!  と思うほど。

洋食ではなく「西洋御料理」という肩書きも頷けます。

次世代に伝える日本の洋食、おすすめします。

 

東京東洋軒

港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー1F

03-5786-0881

11:30~14:00L.O.、18:00~21:00L.O.

不定休


カテゴリー: 欧風カリー |