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ノムコ/NOMCO
NOMCO CURRY MAP

1976年 群馬県渋川市生まれ。慶應義塾大学(SFC)卒業。外資系企業でマーケティング・マネジャーとしてまじめに勤務するかたわらカリーを食べ歩く日日。カリーなら欧風もインドもおウチでつくるのも! 好きなもの──ナポレオン・ボナパルト、平野啓一郎、ブルボン小林、JEAN PAUL HEVINのチーズチョコレート、思想誌『思想地図β』(コンテクスチュアズ)、映画『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)、日本橋『うさぎや』のどらやき、くうかん実験棟、名和晃平、オラファー・エリアソン、グレン・グールド、CHANEL、Martin Margiela、Muhl Bauear、Giuseppe Zanotti、Roger Vivier、Dyptique L'OMBRE DANS L'EAU、松ボックリ、狼、赤坂『楽亭』の天ぷら、金沢『小松弥助』の寿司、トランポリン──いつもポケットにスパイスを。



月別アーカイブ: 5月 2014

第53回 新大久保 ソルティカージャガル|ネパールレジスタンス!

新大久保というとコリアンタウンという印象がほとんどだとおもうが、ネパール人もとても多い。大久保地域だけで600人近いネパール人が住んでいるそうな。そして新大久保から北にのびるちいさい通りに、ネパール系の店が並んでいます。なんと、ネパール語新聞の「ネパリ・サマチャー」の編集室もこのあたりだとか。ノムコがときどきスパイスを買いにいくスパイスショップもこの一帯。

 

いかがわしい看板に負けずに階段を上ろう

で、そんなプチネパール街に2013年末にオープンしたのがコチラのソルティカージャガル。

ソルティはネパール語で友達、カージャガルは定食屋。つまり‘友達の定食屋’ってことになるわけですが、その名のとおり店主の友達ばかりが集うお店です。日本人が来ることは滅多にないようで、「どうやってこの店のこと知ったの?」と店員のお兄さんに3回くらい聞かれた。

 

 

 

羊と書かずにあえて「シープ」(笑)

お店はいかがわしいお店がならぶマンションの一室。ふつーなら入ろうとはおもわない外観です。で、入ると10㎡くらいの店内に食品がずらり。レア食材な羊の脳みそとか腎臓とかも売ってます。マトン肉は2kgで1200円。都内最安値か!?

 

 

 

 

 

 

 

 

左手ののれんが食堂入り口! 中も狭いです

で、どこでごはん食べれんの?とおもうのだが、なにやら暖簾の奥から大きな笑い声が!まさかとおもいつつ暖簾をくぐると、「イラッシャーイ」とネパール人。店内はまるで寮の食堂のような様子。席は4人席が3つだけ。ネパール人しかおらず、わたしたち日本にいながらにしてアウェイ。レストランとはおもえない入り口と店内。しかも厨房はマンションの作り付けキッチンです。

 

 

 

気を取り直してまずはビールを頼もう。

メニューをみたら、なんと350円!迷わず頼んでみたのだが、発泡酒だな、これは。ビールを飲むときは瓶ビール(¥450)をおすすめします。ちなみにグラスワインは400円。一番高いのはジョニーウォーカーで¥500。ソフトドリンクは¥120。とにかく安いです。

 

店員さんのイチオシ、豆炒め

BHATTA SADEKO  ¥500

ビールに合うツマミということで、店主のカタコトの日本語のアドバイスのもと頼んだマメ炒め。枝豆だと説明されたが、きてみると明らかに大豆。枝豆じゃなくて大豆だよと言ったら、「ずっと間違えて覚えていました」と謙虚な姿勢が好印象。

と肝心のお味ですが、これまたイケる!タマネギとコリアンダーと唐辛子と塩こしょうで炒めた程度のものなのだが、大豆のカリっと感がビール(発泡酒)を進ませる。

 

レベルの高いソースのモモ

モモ ¥500. スープモモ(¥700)やフライドモモ(¥500)もある

それからモモ。ネパール料理屋のもはや定番となった一品だが、ここのモモはソース(ゴルペラアチャール)が今まで食べた中でダントツ美味しい。これをオカズにご飯を食べることもできそう。ソースの中身は、トマト、にんにく、塩、コリアンダー、山椒、ブラックペッパー、唐辛子、胡麻など。モモ自体はまるで餃子であるものの、このソースがレベルをぐっと引き上げているといっても過言ではない。

 

うまみタップリのサラサラカリー

マトンダール ¥1150, ベジカリー ¥500

カリーはダール(定食)か単品が選べる。ダールのほうは、カリーに豆スープ、カリフラワーとジャガイモの炒め(アルゴビ)、小松菜炒め、アチャール(インド漬け物)。

カリーはいさぎよく4種類のみ。マトン、チキン、ポーク、ベジ。マトンを選び、それからベジを追加。いずれも南インドのようなサラサラカリーで、ネパールカリー屋で出会うトロリ系ではない。

豆スープは、コトコトと崩れるまで煮込んだ、やさしい味。豆は何種類かをブレンドさせてるみたい。スパイス感はなし。下のほうがしょっぱいので混ぜて飲もう。

マトンカリーは、しっかりとマトンを煮込んでてダシがきいている。スープのように飲んでもおいしいのだが、ごはんにかけるとごはんの甘みがカリースープと溶け合って異次元のおいしさ。

ベジカリーのほうもしっかりと野菜の旨味が溶け出していて、サッパリしてるんだけどやっぱり深みがある。

このおいしいカリーがライオンズマンションの小さなキッチンで作り出されてるんだから、ほんとすごい。

 

ロティ?

ジャガイモ(ALOO) パラタ ¥150

これまた店員さんのオススメにしたがってジャガイモ入りのものを頼んだ。ロティというよりもパイシート?らしき生地にジャガイモのすりつぶしたものがうすく挟んであるのだけど、これまたおいしい。パイ生地が功を奏してか、バターが全体に深みを与えている。これをロティというのは少し気が引けなくもないのだが、とにかくおいしい。そして恐ろしく安いぞ。。。!

その他にプレーン、オニオンロティ、カリフラワーロティなんかもあります。

 

 

 

 

 

メニューにはない、特大チャイ ¥200

最後にチャイもいただきました〜。チャイはメニューに載ってなかったんだけど、リクエストしたら作ってもらえました。マグカップでいっぱいに出てきて、通常のインドレストランの2倍はあるとおもわれる量。これで200円。。。

 

 

 

 

 

 

 

手書きパスポートを機械式パスポートに書き換えするための書類は¥3500で売っています。申請はもちろん大使館に行きますが…

このおいしさとこの値段。まるでパスポートいらずでネパールに来ちゃったようなお店です。

ちなみにこの店は両替商もやってるし、パスポート申請書類(もちろんネパールの)も置いてある、幅広いサービスを展開しています。

 

かなり難易度高めの食堂ですが、カリー好きならばぜひとも訪れてほしい。店主のビーちゃんが拙い日本語でいろいろ教えてくれるよ。

 

 

 

 

 

ソルティカージャガル

「ビーちゃんと呼んでください」と店主

 

新宿区百人町2-9-15 ライオンズマンション202号室

03-5937-8636

11:00-24:00

原則無休

 


カテゴリー: ネパールカリー |