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ノムコ/NOMCO
NOMCO CURRY MAP

1976年 群馬県渋川市生まれ。慶應義塾大学(SFC)卒業。外資系企業でマーケティング・マネジャーとしてまじめに勤務するかたわらカリーを食べ歩く日日。カリーなら欧風もインドもおウチでつくるのも! 好きなもの──ナポレオン・ボナパルト、平野啓一郎、ブルボン小林、JEAN PAUL HEVINのチーズチョコレート、思想誌『思想地図β』(コンテクスチュアズ)、映画『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)、日本橋『うさぎや』のどらやき、くうかん実験棟、名和晃平、オラファー・エリアソン、グレン・グールド、CHANEL、Martin Margiela、Muhl Bauear、Giuseppe Zanotti、Roger Vivier、Dyptique L'OMBRE DANS L'EAU、松ボックリ、狼、赤坂『楽亭』の天ぷら、金沢『小松弥助』の寿司、トランポリン──いつもポケットにスパイスを。



月別アーカイブ: 8月 2012

第20回 御徒町 ヴェジハーブサーガ カリー三銃士がゆく(後編)

さ、上野カリー紀行も後編にはいります。デリーのカシミールカリーが辛かったので、ラフロイグで中和をしてから2軒めへ。あくまで個人的見解ですが、スパイスたっぷりのカリーにはそれに負けないくらい個性のあるモルトウィスキーが合うとおもう。

後編は前から行きたかった御徒町のヴェジハーブサーガ。

御徒町らしい(?)まるで風俗店のような看板。「野菜とハーブの物語」ってコピーもなんだか田舎の風俗っぽい?
22時半ラストオーダーのところ、22時15分に到着。店内は既に片づけモードに入っていた。他のインド料理店でも言えることだけど、インド料理屋の閉店時間はインド人が店の鍵を閉める時間(=帰る時間)か?というくらいに閉店時間にむけて片づけが始まる。おそるおそる入っていくと、休憩モードだった店長らしきインド人が笑顔で迎え入れてくれた。こころのなかでは「もう帰り支度してたのに」と思っていたかもしれない。

 

 

 

 
メニューを開いてまずびっくり!

インド人もびっくり!のレイアウト

おお、なんだこのデザインは!? アルファベットとカタカナを交互にレイアウトするというこの文字組み!

かなり新しい(笑)
ここは店の名があらわすとおり、ベジタリアンインド料理店。ベジーな南インドのメニューがずらりと並びます。しかもね、けっこう珍しいものもたくさんあるですよ。ウタパン(インド風お好み焼き)があるってのもかなり珍しい。ドーサの種類も多い。これはワクワクするね〜。ちなみにココは徹底したベジーでお酒もおいてありません。ビーガンメニューもいくつかあります。

すでにデリーでかなり満腹になっていたので控えめのオーダー。

 

ラッサム

ラッサム ¥450

南インドではおなじみのタマリンドが効いた酸味のあるスープ。この店はスパイスに加えてハーブ野菜を多用しているので、ほかの南インド料理よりもさらに深みのある味。そしてけっこう辛い。この辛さにアトス清本はノックダウン。その後のカリーにはほとんど手がつけられないくらいでした。というほど辛くはないのだけど、こんなに辛さのあるラッサムはたしかに珍しい。ノムコはかなり好みの味です。

 

マイソール・マサラ・ドーサ

かなりでっかいよ マイソール・マサラ・ドーサ ¥1050

米粉と豆粉のミックスドーサ。内側には辛いソースが塗られているほか、なかのポテトもかなりスパイシー! ソースはトマトチャトニー、ココナツチャトニー、コリアンダーソース。いずれもかなり高得点をマークするクオリティのソース。とくにコリアンダーのフレッシュっぷりといったら! かなりの健胃効果が見込めそう。

ちなみにマイソールっていうのは南部の都市で、バンガロールに次ぐITシティなんだけど、インドに組み込まれたのはここ70年弱のこと。それまではマイソール王国っていうのがあって、文化がかなり発達した独自の王国だった。といっても料理的な特徴はないみたいだけど……

サンバルも苦みのきいてて薬膳効果がかなりありそうです。

 

ダールタルカ

おっと、びっくり! カリーもびっくり! ナンもびっくり!

芸術的配置! さすがエディターのダルタニヤン大野

ダールは豆、タルカは油。つまり豆と油のカリーってことですね。南インドですが、ナンでいただいてみることにしました。

なんだかいつもと違うカタチというか、ずいぶんと先端が尖ったナンです。それもそのはず、ここのナン、ヴェジーに徹していて、なんと卵をつかっていない。だから慣れ親しんだナンとはカタチもさることながら、一線を画す味がします。なんというか、小麦粉の甘みがたっぷりと味わえる、というかんじ。ラッサムの辛さにノックダウンしていたアトス清本氏は、ほんとうに安心しきってナンをむさぼっておられたほどです。

かんじんのカリーですが、ヴェジーとは思えないほど深みのある味で、かなり手のこんだカリーであることがうかがえますねぇ。キモは野菜のクオリティ!(たぶん)

 

ほんじつのまかない、豆腐カリー!?

豆腐のカリー グリーンピースとジャガイモのカリー ¥0(おすそわけ)

カリーの質問をいろいろと投げかけていたところ、本日のまかないカリーをおすそわけいただきました。お豆腐のカリーとグリーンピースとジャガイモのカリーです。インドにもお豆腐はあるの?とたずねたところ、ここ最近の人気らしいです。カリーに豆腐というとなんだか違和感をおぼえるけれど、麻婆豆腐みたいなもんですかね〜。まったく不自然さはございません。

んでもってグリーンピースとジャガイモのカリーはこれまたかなりスパイシー。なんのスパイス使ってるの? と、聞いたところ「カリーリーフにコリアンダーの実に、コリアンダーの葉っぱに、フェヌグリーク、カルダモンにクミンに、アサフェティダ、マスタードシードに、青唐辛子でしょ、あとガラムマサラももちろんでしょ……」とかなり細かい解説がつづいたことに感動をおぼえた! だって大抵のインド人は「ガラムマサラ(カリーミックスパウダー)かな〜」でごまかすからね。

月1で料理教室もやってるとのことで、ぜひうかがってみたいと思う!

グリーンピースもかなりちゃんとした、甘みのあるものを使っておいででした。とにかく店の名前のとおり、野菜とハーブ&スパイスにはかなりこだわりをもっておられるようです。

 

2軒めだったのでこれしか食べれなかったけど、ここはもう一度しっかりと訪れたい。

 

最後は恒例のインド人とのショットで!

店長のジェインさんと♪

それからカレンジャー

南インド料理店だけど、シェフはヒマラヤのふもととラジャスタンと北部の出身

やー、ほんとにおいしかった。出逢ったことのないインドに出逢いました。

再見〜!!

なお、このあと、スパイスにノックダウンされたアトス清本は足元もおぼつかずにかえってゆきました。

 

ヴェジハーブサーガ

台東区上野5-16-9 B1F

03-5818-4154

11:00~15:00(L.O.14:30)

17:15~23:00(L.O.22:30)

日曜定休

 


カテゴリー: インドカリー, 南インド |