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ノムコ/NOMCO
NOMCO CURRY MAP

1976年 群馬県渋川市生まれ。慶應義塾大学(SFC)卒業。外資系企業でマーケティング・マネジャーとしてまじめに勤務するかたわらカリーを食べ歩く日日。カリーなら欧風もインドもおウチでつくるのも! 好きなもの──ナポレオン・ボナパルト、平野啓一郎、ブルボン小林、JEAN PAUL HEVINのチーズチョコレート、思想誌『思想地図β』(コンテクスチュアズ)、映画『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)、日本橋『うさぎや』のどらやき、くうかん実験棟、名和晃平、オラファー・エリアソン、グレン・グールド、CHANEL、Martin Margiela、Muhl Bauear、Giuseppe Zanotti、Roger Vivier、Dyptique L'OMBRE DANS L'EAU、松ボックリ、狼、赤坂『楽亭』の天ぷら、金沢『小松弥助』の寿司、トランポリン──いつもポケットにスパイスを。



月別アーカイブ: 7月 2012

第17回 恵比寿 カレーライス協会 そのヒミツに迫る!

広尾〜恵比寿はカレー不毛地帯だ。ひどいくらいにおいしいカリー屋がない(ノムコが発見できていないだけかもしれない)。

そうおもっていたのだが、ひょんなことから「カレーライス協会」という名のカリーショップを知った。「想いの木」、「砂の岬」につづく不思議名前シリーズ! 決して不思議な名前が好きなわけではないのだが、カリー以外の奥深さがあるに違いないと、訪れてみました。

いかにも怪しいドアを押して店内に入ると、なにかの手づくり工房にでも入ってしまったかのような不思議空間。大きな木の丸テーブルがひとつ。テレビからはドラマが流れていて、とうてい店とは思えないつくり。誰が店員なのかもわからない。

あまりに雑多でカリー屋とも思えない不思議くうかん

そもそもカレーライス協会とはナンなのか!? じつは設立は30ウン年前という歴史ある団体で、なんと会長はかの安西水丸さん。副会長には故 百瀬博教さん、そのほか会員には秋元康さんや周防正行さん、柴田良三さんなどそうそうたるメンバー全12名の構成。この12名が日本スノードーム協会の会員でもあるらしい。会員は設立以来増えていないそうだ。とくに活動はナシ。で、カレーライス協会の事務局長を務める彫刻家で骨董屋店主の堀江一郎さんがオーナーなのが、この店なのであります。

ふぁ〜、今日も奥深いですねぇ。

 

さ、気になるメニューですが、ここには1種類のメニューしかありません。お酒もありません。

ジャジャーン

メンズにはごはんが多めに盛られるよ

カリーソースはいたって普通の具なし(というか煮込んだ具を丁寧にすりつぶしてある)、デリータイプに近いかんじ。けっこう煮込んでいるのでスパイス感は弱い。ちなみに男性用だと若干ごはんが多くなるらしいが、あまりその差は実感できなかった。

これだけ?とおもうことなかれ!

なんと大量のボイル野菜がついてくる!

かなりてんこ盛りの野菜

キッチンの奥で「チーン」と電子レンジでなにかをあたためる音がしていたけど、この野菜かな? 具は全部で21種類。手羽元、ゆで卵、にんじん、たまねぎ、パプリカ、ピーマン、ヤングコーン、かぶ、じゃがいも、ズッキーニ、オクラ、ししとう、たけのこ、茄子、トマト、エリンギ、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー、かぼちゃ、里芋。いやいや、とにかくすごい量の野菜です。1週間分の野菜とっているんじゃないかとおもうほど!

野菜をのっけながら食べる

カリーソースに自分のペースで野菜を投入しながら食べよう。カリーソースが足りないかな?とおもうころにちょうど店主が「カリーを足しましょうか」と声をかけてくれる。ありがたや〜。

カリーを食べ終えると、こんどはヨーグルトとメロンが登場!

おおきなメロン

カリーに野菜に果物に乳酸菌。やー、かなり健康的です。メロンを食べていると厨房のほうからは何やら泡立て器でシャカシャカやる音が……

チャイでした

なんのミルクかなぁ?

なんと手で泡立てたフォームミルクがのっている。なんだろう、このミルク。ちょっと脱脂粉乳みたいな独特な甘み。わりと独特な味のチャイでした。

 

そして、ここまで食べてなんと1500円!

 

さ、驚きはここから。

食べ終えて、カリーや店についての質問タイムをしていたところ、思いがけずご主人が骨董屋だという話から骨董のかずかずを見せていただくことに。ご主人は大学生のころから骨董売買をやっていたそうな。

まずは、仰々しく箱から出てきたのはなんとバーミヤン遺跡の壁! 30cm角くらいのおおきさなんだけど、いまやタリバーンに破壊されちゃっているので非常に貴重であります。これはさすがに写真を撮っていいですか、とは聞けなかったので、観てみたいひとは「ノムコカリーマップで見ました」といって見せてもらいましょう。

そのほか、アフリカの数千年前の焼き物だったり、ダン族のマスクだったり、つぎからつぎへとお宝が登場。カリーを食べにきたわりには、骨董話がもりあがってなんと3時間も話は続いたのでした・・・

 

 

 

途中、猿田彦珈琲オーナーからのプレゼントの珈琲豆が届いて珈琲までごちそうに。わたしのほかに2組のお客様がいましたが、円卓なので全員で骨董話にくわわり、帰るタイミングすらも逃してしまう。。。

 

 

 

 

なんとも印象深いカリー屋さんでした。

野菜がたっぷり食べたい時、骨董話をききたいとき、この不思議空間のドアをたたいてみるのはどうでしょう。

 

カレーライス協会

渋谷区恵比寿南2-31-3

電話番号不明

無休(ただしカリーがうまくできなかったとき、気が乗らないときなどは休み)

ジャンル:不明


カテゴリー: インドカリー, 日本のカリー |